クロスバイク入門計画

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通勤にお勧めのクロスバイク

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自転車通勤、流行ってますね。
東日本大震災以降、自転車通勤の需要が爆発的に高まっているみたいです。

私の馴染みのサイクルショップも、大震災以来明らかに通勤目的で購入する人が増えたそうです。健康にもいいし、経済的にもお得だから、自転車通勤を考える人は多いみたいですね。

今回は、私が考える「通勤に最適なクロスバイクの選び方」「通勤にお勧めのクロスバイク」をご紹介しようと思います。よく言われる初心者の選び方と違う部分もあるかと思いますが、7年以上クロスバイクに乗り続けているサイクリストの一意見としてご参考にしてください。

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通勤のクロスバイクはオールマイティな一台を

通勤用のクロスバイクはオールマイティな一台を選択しましょう。

人によって住む場所・働く場所が違うとは思いますが、一般的に

・街中の信号の多い細かい道
・郊外の広々とした道

といった2つの状況を同時に走るのが通勤時だと思います。

ですので、通勤用のクロスバイクを選ぶ時は「どの状況でも上手に走れるオールマイティな自転車」を選択するようにしましょう。

タイヤサイズは32Cがお勧め

タイヤサイズは32Cが一番お勧めです。28Cでもいいと思いますが25C以下はやめた方がよいと思います。

街中には段差が多くブロックタイルが敷き詰められた道路もあります。段差やデコボコした道ではタイヤサイズは太いほうが楽だし安定感もあるので、32Cを履いている自転車を選ぶようにしましょう。

フロントのギアはフロントトリプルがお勧め

10万円を切る導入タイプのクロスバイクのギア比はフロントダブルかフロントトリプルです。

クロスバイクの雑誌やホームページに記載のある「2×9」というのは、フロント(クランク:漕ぐ部分)の変速ギアが2枚、後輪についているリアーのギアが9枚で計18段変速を意味します。フロントが2枚の歯車なので「フロントダブル」と言われます。

一方で「3×9」とある場合は、フロントの変速ギアが3枚のフロントトリプルです。

フロントトリプルの場合、ダブルに比べてより軽い方のギアが使えるようになります。3×9=27段変速を全部使うことはありませんが、軽い方のギアがあると急な坂道や信号が多くストップ&ゴーを繰り返す街中では便利です。特に”クロスバイクなどスポーツバイクが初めて”という人の場合はフロントトリプルがお勧めです。

フロントのサスペンションは必要ない

「街中は段差が多い」ということで、フロントのサスペンション付きのクロスバイクを勧めるサイトなどを見かけますが、私は通勤用クロスバイクにフロントのサスペンションは必要ないと考えています。

よく、クロスバイクはフロントフォークが硬く振動が激しいと言われます。確かにママチャリなど一般的な自転車と比べれば硬いですが、そこまでストレスになるような振動ではありません。

振動に大きく影響するのはタイヤです。タイヤの細さ、材質、形状(スリックタイヤかブロックタイヤかなど)の影響がほとんどです。

フロントフォークの材質がアルミか?カーボンか?クロモリか?で影響がありますが、タイヤの違いほどの影響はありません。

また、10万円を切るクロスバイクに使用されているサスペンションは、正直サスペンションとしての性能は期待できません。おまじない程度のもので、本当にサスペンションの性能を活かすのならば、サスペンションだけで最低10万円は必要でしょう。

サスペンションを積んだ分自転車の重量は重くなるし、高速走行したときの乗り心地も純粋なフロントフォークの方が楽しめます。

2015年モデル 通勤にお勧めのクロスバイク

2015年モデルのクロスバイクの中で、通勤にお勧めのクロスバイクをご紹介します。

GIANT ESCAPE R 3

クロスバイク界の盟主、GIANT(ジャイアント)を代表するクロスバイク「ESCAPE R 3」

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2015年モデルで、発売10年にして初のフルモデルチェンジを果たし、コンポーネントもシマノ製ALTUSを搭載するなど大幅な進化を遂げています。

自転車サイズ、タイヤサイズ、ギアなど通勤スタイルには申し分ない構成です。

カラーバリエーションも豊富で価格も5万円台なので、“初めてクロスバイクを購入して通勤する人”に最適な1台です。

[参考]GIANT ESCAPE R 3の2015モデルがいい感じ!(内部リンク)

TREK 7.4FX DISC

一段上の通勤用クロスバイクとしてお勧めなのが、TREK(トレック)7.4FX DISC。

7.4FX_DISC

DISCブレーキ(ホイールについているディスクを制御するタイプのブレーキ)採用で、これまた2015年モデルで久しぶりのフルモデルチェンジとなりました。

カーボンフレームフォーク使用でDISCブレーキなど、導入レベルのクロスバイクと比較すると1ランク上のクロスバイクです。値段も9万円なので当然ですね。

でも1ランク上の値段、材質は当然ながら走りも違います。街乗りでも広い郊外の道路でも対応可能なモデルですが、全てが上、全ての走りが楽しい。通勤でもスポーツ寄りの走りを存分に味わいたいという人にお勧めできる1台です。

[参考]TREK 7.4FX DISC 2015モデルのディスクブレーキの効果は?(内部リンク)

Cannondale QUICK 4

よくTREK 7.4FXと比較される、Cannondale(キャノンデール)のクイック4。

QUICK4

構成・コンセプト・値段が7.4FXと似ていて、どちらも人気のある一台ですが、乗り心地は7.4FXとは全然違います。

クイック4は、スポーツタイプのクロスバイクには珍しく独特なライディングポジションが特徴で、ハンドル位置が近くて上体が起きた姿勢になります。ハンドル幅も広いので、楽な乗り心地のクロスバイクです。上体が前傾姿勢になるのは違和感があるという人にはクイック4が良いでしょう。

一方で、クロスバイクらしくないライディングポジションから、スポーツバイクに乗り慣れている人からは、逆に違和感があるようです。私は”普通の自転車のように乗れて走行性能も抜群”なクイック4に違和感はなかったのですが、中には操作しにくいと感じる人もいるようです。

普通の自転車に乗り慣れていて、初めてクロスバイクを購入するという人にはクイック4もお勧めできる1台です。

[参考]QUICK4と7.4FXで迷っている人への回答(内部リンク)

以上、2015年モデルの中で通勤にお勧めの3台をご紹介しました。

今回紹介した3台の中から選んでもらえれば間違いないと思いますが、あくまでも参考です。自分が気に入った一台、直感でコレが乗りたい!と思った一台に乗るのが一番なのは間違いないですよ。

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