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マイヨ・ジョーヌは2年ぶりフルーム!第102回ツール・ド・フランス

公開日:

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第102回ツール・ド・フランスが先日閉幕しました。

世界最大の自転車イベントの大会で、ヨーロッパではサッカーに並ぶ2大スポーツのひとつ。

そんな世界最大の自転車イベントは、チームスカイのクリス・フルームが2年ぶり2回目の総合優勝、マイヨ・ジョーヌに輝きました。

マイヨ・ジョーヌ(総合優勝)
クリス・フルーム(チームスカイ)
マイヨ・ヴェール(ポイント賞)
ペーター・サガン(ティンコフ・サクソ)
マイヨ・ブラン・ア・ポア・ルージュ(山岳賞)
クリス・フルーム(チームスカイ)
マイヨ・ブラン(新人賞)
ナイロ・キンタナ(モビスター)
チーム総合優勝
モビスター

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総合チーム力で勝利!チームスカイの底力

僕はツール・ド・フランスが始まる前に、「フルームの大ファンでマイヨ・ジョーヌになって欲しいが、あえて今回はモビスターのナイロ・キンタナ」と予想しました。

その予想通り、最後の最後、第20ステージまでどちらがマイヨ・ジョーヌになるかわからない展開で、第20ステージも最後キンタナ逆転あるか!?というところまで行きました。

結局フルームは、2位のキンタナに1分12秒の差をつけてマイヨ・ジョーヌに輝きましたが、メカトラブルなどが1回でも発生していればわからない状況まで追い詰められました。

それにしてもチームスカイの総合力、チーム力は凄いですね!

リッチー・ポート、ゲラント・トーマスを始め、チーム一丸となってエースのフルームを最後の最後までサポートしました。

常に5,6人の隊列を組んでフルームをサポート。

アタックをかけるライバル勢に対してトーマスが追い、ポートがフルームをサポートして引き上げるという展開を何度も目にしたし、終盤フルームの調子が上がらない中、ポートの活躍は光るものがありました。

フルームのステージ優勝は第10ステージの1回のみ。特に終盤の山岳ステージで1回も優勝できていないところからも、絶好調とは言えない状況だったのでしょう。

それでもクリス・フルームがマイヨ・ジョーヌです。

改めて、自転車競技はチーム力、スタッフも含めてチーム全員が1人のエースのために献身的に頑張るスポーツなんだと実感した大会でした。

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個人的MVPはアレハンドロ・バルベルデ

個人的な大会MVPは、総合3位に入ったモビスターのバルベルデ。

かつてのエースもベテランとなり、今回はチームのエースキンタナのサポート役。献身的にキンタナをサポートする姿は、ノリのいいバルベルデにピッタリじゃないでしょうか。

キンタナを牽引して引っ張る走り、果敢にアタックをかけてペースを壊して少しでもキンタナに有利な展開にしようとする頑張り。

総合3位という結果から、バルベルデは今回調子が良かったのだと思います。マイヨ・ジョーヌも狙えるような、そんな調子の良さでした。

それでも、チームのため、キンタナのため自らを犠牲にして献身的な走りを展開していました。

バルベルデとキンタナのコンビは物凄く良かったですね。

今回、キンタナがマイヨ・ジョーヌを獲得できなかったのは、完全にチーム力の差でしょう。

来年は、チームスカイからリッチー・ポートが離脱します。

モビスターがもう一人二人、有力なサポート役となる選手が出てくれば、来年のキンタナのマイヨ・ジョーヌは十分あり得ます。それほどの走りをモビスターは見せてくれました。

今後どうなる?どこを目指す?ペーター・サガン

最終、フランスの凱旋門を舞台とした第21ステージは、例年通りスプリンターの戦い。

最終21ステージは、ロット・ソウダルのアンドレ・グライペルが優勝して、これで今大会ステージ優勝4回目。真のスプリンターとして大活躍でした。

一方、今年からティンコフ・サクソに移籍して、さらなる活躍が期待されていたペーター・サガン。

ポイント賞であるマイヨ・ヴェールを獲得して、各ステージでもいつも最後もまで名前が残るくらい活躍はしましたが、結局ステージ優勝なし。しかも2位が5回。2位だけじゃなく3位も4位もあったから、チャンスは十分あったのですが。

そもそも、今回はティンコフ・サクソのエース、アルベルト・コンタドールが本来のパフォーマンスを発揮できませんでした。

ジロ・デ・イタリアで活躍した走りはどこへ行ったのか?

大会後半の山岳ステージになると、フルームのいるメイン集団についていけず脱落する姿を何度も目にして、早々にマイヨ・ジョーヌ争いから脱落してしまいました。

もちろんチーム力の差もあるでしょうが、今回の結果はちょっと物足りない。完全にサガンの活躍の影に隠れてました。

ジロ・デ・イタリアとのレース間隔も短く、それだけ2つのレースの連覇は難しいということかもしれません。ピークを短い期間で2回持ってくるのは、現代の極限まで追い込まれた大会では厳しいのでしょう。

それにしてもサガンは今後どうするのでしょうか?

スプリント勝負も強いですが、完全なスプリンターではない。
山岳もある程度走る力はあるけど、生粋のクライマーではない。

ポイント賞であるマイヨ・ヴェールを4年連続で獲得していることは凄いことだし、これだけでも十分ですが、サガンの最終目的はここではないでしょう。

ツール・ド・フランスなど、グランツールの大会で総合優勝するには体が大きすぎます。筋肉量が多く体重が重いので、今のままでは山岳コースで通用しません。

このままアシスト役を兼ねてマイヨ・ヴェールを狙い続けるのか?

それとも肉体改造をして、山岳コースでも通用する体を作り、チームのエースとして総合優勝(マイヨ・ジョーヌ)を目指すのか?

4年連続マイヨ・ジョーヌを獲得していても、サガンはまだ25歳。今後の去就に注目です。

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 - ツール・ド・フランス