突然ですが質問です。クロスバイクとはどんな自転車でしょうか?
・ママチャリよりも軽い?
・結構速く走れる?
・マウンテンバイクのタイヤがロード用バージョン?
ね。結構曖昧じゃないですか?
先日、お世話になっているサイクルショップのクロスバイクサークルで、クロスバイク初心者の方に聞かれたのがキッカケでした。
その時は「ハンドルがフラットで、ロードバイクのような走行性能を兼ね備えた自転車じゃないかな?」と答えましたが、改めて考えると回答としては失格ですね(^_^;)
今回はクロスバイクとは何ぞや?ということから、ブランド別に分類するとどのように区別できるのかを自分なりに考えてみました。
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クロスバイクとはどのような自転車?
クロスバイクの特徴を挙げると
・細身のフレーム
・片手でも移動できるほどの軽さ
・フラットハンドル
・大径で細いスリックタイヤ
・簡単にスピードが出せる
などなど、特徴を挙げれば次から次へとでてくるのですが、しっかりとした数値や定義があるわけではなく、あくまでも上記のような特徴を持ち合わせた自転車がクロスバイクと言われることが多いです。
“多いです”と表現したのは、クロスバイクを説明する雑誌やWEBサイトでも、クロスバイクの定義が結構曖昧だからです。
TREKのFXなど、王道中の王道なら誰が見ても「クロスバイク」と言いますが、クロスバイクかクロスバイクじゃないかの境界線は人それぞれです。40cのブロックタイヤを履いた自転車がクロスバイクか?と聞かれれば、意見は分かれると思います。ちなみに私の中では40cのブロックタイヤでもクロスバイクです。
そのため当サイトでは、私のクロスバイクの定義である「軽くて細身のフレームで大径ホイールのフラットハンドル自転車をクロスバイク」とします。
系統別にクロスバイクのブランドを分類してみた
クロスバイクのブランドは、国産から海外ブランドまで様々なメーカーがいろいろな車種を販売しています。少し前までの日本では「クロスバイクならTREK」みたいな雰囲気もありましたが、最近ではいろいろありすぎて逆に選ぶのに困るくらいです。
ここでは、私の独断で、クロスバイクの系統別に有名ブランドを分類してみました。それぞれのブランドには、文化・歴史・得意不得意があるので、そのあたりの背景も知ることで、クロスバイク選びにより深みがでると思います。
王道系ブランド
・TREK(トレック)
・CANNONDALE(キャノンデール)
・GIANT(ジャイアント)
・Anchor(アンカー)
ロードバイクでも実績を残す、王道中の王道ブランドです。
デザインやカジュアルさよりも、走行性能を重視したクロスバイクが多い印象です。
最近でこそカラフルな車種やオシャレなデザインの車種が出てきましたが、それでも根底にある無骨さはそのまま。カチッとした作りのフレームは、モデルチェンジで新しくなっても継承されて続いていきますね。
「クロスバイクは走行性能を重視したい」という方は、上記のブランドのクロスバイクを選んでおけば間違いないでしょう。
カジュアル本気系ブランド
・Bianchi(ビアンキ)
・Louis Garneau(ルイガノ)
カジュアルな雰囲気をまといつつも、走ればしっかりとした走行性能を発揮するクロスバイクのブランドです。
ビアンキもルイガノもロードバイクでは王道ブランドに入り、実績も十分のブランドなのですが、クロスバイクの車種を見ると、走行性能は保ちつつもオシャレ心を十分に盛り込んだ車種が揃っています。
ビアンキで言えば、カメレオンテに代表される柔らかい丸みを帯びたフレームが、他には真似できないデザインで人気を不動のものにしています。
「速く走りたいけどオシャレも楽しみたいよ」という方は、ビアンキやルイガノを選んでおけば間違いないでしょう。
変化球系ブランド
・FUJI(フジ)
・GIOS(ジオス)
自転車ブランドとしては変化球でも何でもない実績十分のブランドなのですが、販売しているクロスバイクのラインナップを見ると、変化球の表現がピッタリです。
フジは何しろ奇抜なカラーでオシャレなクロスバイク。街乗りを意識したデザインで、PALETTE(パレット)に代表されるような、見る人を惹きつけるインパクトある車種が特徴的です。
GIOSはロードバイクでも評価の高いブランドで、精度の高いフレーム構成は今でも人気がありますが、クロスバイクには少ないクロモリフレームを採用しているブランドでもあります。
細身のクロモリフレームに加え、ジオスブルーと言われる目を引く鮮やかな青色が特徴的で、細身のフレームとの相乗効果で、一度見ると絶対乗ってみたくなるクロスバイクです。
「せっかく乗るなら人とは違うクロスバイクを」という方は、FUJIやGIOSといったブランドのクロスバイクがピッタリです。
以上のようにザックリと系統別でブランドを分けてみました。
私の感じたままの印象なので別の意見もあると思いますが、1つのブランド1つの車種をとっても、いろいろな捉え方・感じ方ができるのも、クロスバイクの魅力の一つだと思っています。