お尻の痛さを改善!selle セラ SMPサドルの選び方
最終更新日: 公開日:2014.11.21
クロスバイクやロードバイクなどのスポーツバイクに乗ると、お尻や股の痛さで悩む人は結構多いようです。
最初は痛くても、慣れてくると痛くなくなる場合もありますが、いつまで経ってもお尻が痛いままだと、せっかくのクロスバイク生活も憂鬱になっていまいますよね。
以前書いた「クロスバイクでお尻が痛い時の改善方法」の中で、ライディングポジションやサドルの前後、上下の角度を変えることによる改善方法と、サドルを変えることによる改善方法をご紹介しました。
今回はその中でご紹介した「selle セラ SMPサドル」の特徴と選び方について、少し掘り下げてご紹介したいと思います。
selle セラ SMPサドルについて
selle Italia(セライタリア)は、100年以上の歴史を持つサドル製造の老舗メーカーで、これまで革新的なアイデアのサドルで、自転車界の歴史を塗り替えてきました。
今では当たり前になっているGEL入りサドル、中央に穴の開いたサドル、カーボン製のサドルは、全てセライタリアが開発、販売したことから広く普及するようになりました。
セライタリアから販売されている「SMPサドル」は、自転車業界の中でも評判が高く、数多くのアスリートから一般のサイクリストまで幅広く愛用されています。
私も、自分のロードバイクには「セラ SMPサドル」を使用しています。
どんなにポジションを工夫しても、サドルの位置を変えても「お尻が痛い痛い」になってしまうので、SMPサドルに変えました。
SMPサドルのおかげで、今は全く痛くなることがありません。
ライディングポジションも適正な位置が確保できるようになり、効率的で快適なライディングができるようにもなりました。
お尻が痛い人のためのセラSMPサドルの選び方
セラのSMPサドルですが、種類が豊富でどれを選べばよいかわからない人も多いと思います。
私も全てのサドルを乗ったことはないのですが、いくつか試乗したり、自分で購入して試したりしたことがあるので、クロスバイクでお尻が痛くなってしまう人向けのセラSMPサドルをご紹介します。
製品名 | サイズ(mm) | トップ 素材 | ベース 素材 | 重量 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
LITE 209 | 273×139 | レザー マクロファイバー | カーボンファイバー | 310g | トレーニングやフリー走行に使われて、疲れを軽減させる効果。 |
AVANT | 269×154 | レザー マクロファイバー | カーボンファイバー | 350g | サドル幅が広くクッション性もよい。女性に人気の商品。 |
HELL | 280×144 | ポリウレタン | カーボンファイバー | 280g | クロスバイクでも少しアグレッシブに攻めたい人にお勧め |
TRK TRK GEL | MAN 280×160 LADY 272×177 | ポリウレタン | ナイロン | TRK 395g(MAN)400g(LADY) GEL 485g(MAN)500g(LADY) | クッション性と設計面でお尻と股をサポート。痛くなりやすい人はGELがお勧め。 |
EXTRA | 275×140 | ポリウレタン | ナイロン | 395g | クッション性を重視した製品。値段もお手頃価格。 |
HYBRID | 275×140 | ポリウレタン | ナイロン | 300g | クッション性と走行性のバランスを重視。痛くならず走りも追求できる。 |
上から3つが走行性重視、下の3つが快適性重視です。
走行性重視といっても、数あるセラSMPサドルから「お尻が痛くなってしまう人向け」のサドルを選んでいるので、上記6つのどれを選んでもお尻や股が痛くなることはないと思います。
走りも快適性も求めるなら上3つのスポーツタイプ。
街乗り中心で快適性を重視したいのであれば、下3つのタイプでよいと思います。
ライディングポジションやサドルの位置をどう工夫しても痛くなってしまう女性は、AVANTかTRKがお勧めです。
両方とも実際に試乗したことがありますが、クッション性と構造がよく設計されていて、適正なライディングポジションを維持しつつ、お尻への圧力が上手く分散されている感触です。
サドルを変えると乗り心地と走りも改善されます。
お尻が痛くなってしまう人はもちろん、走行性を改善したいという人も、一度サドルを変えてみて試してみると面白いですよ。