アメリカを代表する自転車メーカーで、クロスバイクならTERK(トレック)の名前が必ず挙がるほど、日本では有名なブランドです。
1976年にアメリカで創業したトレックは、航空宇宙産業の技術を自転車に取り入れようと、最先端の宇宙産業技術とマテリアルを取り扱うエンジニアを加えて、独自の開発技術を確立しました。
その後、90年代に数々のレースシーンでその成果が実を結び、特にロードレースの最高峰「ツール・ド・フランス」で、前人未到の7連覇を達成した「ランス・アームストロング」の活躍によって、業界をリードする一流メーカーを確固たるものにしています。
※その後ドーピング問題により7連覇の記録は取り消し
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TREK(トレック)を有名にしたカーボン技術
TREK(トレック)といえば、高品質のカーボン製造技術。
カーボンシート樹脂から不純物の少ないカーボンの精製手法を確立し、高品質で安定性の高いカーボンフレームを、ハイエンドクラスのロードバイクから一般的なエントリーモデルにまで提供しています。
また、ハンドルやサドルなど、変速系統以外のパーツも全て自社で開発していて、トータルコーディネートできる開発力も強みになっています。
クロスバイク開発にも力をいれており、フルカーボンの高級クロスバイクをラインナップするなど、エントリーモデルへの本気度の高さも伺えるブランドです。
TREK 7.7FX(トレック 7.7FX)
- 価格:199,000円
- 重量:-kg
- ギアの枚数:2✕10
- タイヤの幅:25c
TREK(トレック)のクロスバイクの最高クラス「7.7FX」
フルカーボンフレームで、トレックの技術の結晶がつぎ込まれた最高級のクロスバイクです。
私が「7.5FX」に乗っていたときに試乗したことがあるのですが、7.7FXはハッキリ言って反則なクロスバイクです(笑)
一言で表現すると「カーボンフレームの効果が絶大」ということ。
クロスバイク離れした走行性と機動力。
特に速度に乗ってからの運動性能が凄く、軽い脚力でも自転車がどんどん勝手に加速するので、クロスバイク初心者でも現実離れした加速力とスピードに驚くと思います。
フルカーボンフレームにより、常に路面状況を的確に捉えて衝撃を吸収するため、ロードの凹凸も全く影響なく、まるで舗装されたサーキットを走っているようです。サーキットを走ったことはありませんがきっとそう(笑)
変速系統も、フロント2枚の「コンパクトクランク」を採用した2✕10=20変速で、上り坂でもケイデンス一定のまま、すいすい登ってしまいます。
ストップ状態からの加速力やパワーは、他のクロスバイクでは絶対に実現できない走行性能です。
私自身、ロードバイクを乗ったこともありますが、走行性能はロードバイクそのものです。
クロスバイクの姿勢と乗り心地で、ロードバイク並の走行性能を備えているので、反則と表現しました。
7.7FXに乗り慣れてしまうと、ちょっと他のクロスバイクには乗れないと思います。それほどのレベルの違いです。
オールカーボンでこの走行性能ですから、値段も値段なのですが、いつかは絶対に乗りたいと思っているクロスバイクです。