2015年10月24日(土)に開催された「2015ツール・ド・フランス さいたまクリテリウム」に行ってきました。
フルームに会ってきた!・・・というと語弊がありますが、クリス・フルームの生の走りもしっかりと観戦してきましたよ!
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さいたまクリテリウムとは?
ツール・ド・フランス さいたまクリテリウムとは、世界最高峰の自転車ロードレース「ツール・ド・フランス」を冠した国内唯一の大会で、その年のツール・ド・フランスで活躍した選手が集まるイベントです。
[参考]ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムとは? – ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム(外部リンク)
さいたま新都心の中心地を舞台に、1周約3.1kmのコースを周回して競います。
大会では、
・個人タイムトライアル(TT)
・ポイントレース(8周)
・クリテリウムメインレース(20周)
が行われ、メインレースでは、ツール・ド・フランスで活躍した選手が登場します。
今年のメインは、何と言っても2015ツール・ド・フランスの覇者、マイヨ・ジョーヌを獲得した「クリス・フルーム」です。
・・・というか、クリス・フルームが全てです。
正直、今年は昨年に比べて若干物足りないメンツでした。
ツールでマイヨ・ジョーヌ争いを繰り広げたキンタナ、バルベルデや、サガン、グライペルといったポイント賞争いで盛り上げた選手もいません。
辛うじて、アージェードゥゼールのバルデ、チームカチューシャのホアキン・ロドリゲスがいるくらいです。
もちろんトップ選手は他にもいますが、誰でもわかるスーパースターの共演・・・というには、ちょっとメンバー不足は否めませんでした。
さいたまクリテリウム2015はイベントが充実
大会当日は、天気も快晴!まさに自転車ロードレース日和です。
オフィスビル群が多くて、普段はスーツ姿のサラリーマンが多いさいたま新都心ですが、今日は自転車一色。
有名大会とあって、そこら中に警備の警察が配備されています。
警察犬がお出迎え
マルシェでは、埼玉県内から集められたフランス料理店が出店してました。
お祭りの屋台よりもお高めの値段設定でしたけど、味は抜群!大変美味しく頂きましたよ。
メイン会場から少し離れたところでは、サイクルフェスタが開催されていました。
自転車に関わるスポンサーやブランドなどが出店していて、普段は乗車できないような「メッチャ高いロードバイク」に試乗できたり、専用ジャージがお安く買えるなどなかなか賑わっていました。
う~ん、、、めっちゃ欲しくなりますねー。
僕は大会Tシャツとポロシャツをゲット!
本当はマイヨ・ヴェールの緑のジャージが欲しかったのですが、残念ながらサイズがありませんでした。
一流の走りは圧巻のひと言!
ひと通りイベントを楽しんだ後は、自転車レース本番です。
本物の速さを実感したかったので、観戦ポイントとは違う一番スピードの出る直線コースで観戦しました。
最初のうちは選手も談笑しながらのレース。
周回を重ねるごとに、逃げグループ、先頭集団に分かれてスピードも上がってきます。
驚いたのが選手の余裕っぷり。
もちろん本当のツール・ド・フランスなどとは本気度やスピードも全然違うと思いますが、それでも僕からすると全然速いスピードの中、顔色変えず余裕の走りをみせつけています。
マイヨ・ジョーヌを着るフルームのいる先頭集団。速い!
レースも架橋に入ると、フルームを含むトップ集団がレースを引っ張ります。
その先頭集団にいるのが、日本の新城幸也。
チームユーロップカーのジャージ姿を見るのもこれで最後になりそうですが、先頭を牽引して大いに見せ場を作っていました。
最後はトップグループと第二集団でかなり差が開きました。
先頭集団には、フルーム、ホアキン・ロドリゲス、バルデ、デゲンコルプ、新城、別府と錚々たるメンバー。走りに迫力があります。
最後はデゲンコルプと別府史之が優勝争いを演じて、デゲンコルプの優勝で幕を閉じました。
日本での国際大会がもっと増えて欲しい!
やはり生でみる一流ロードレーサーの走りは全然違いますね。
僕も、一応は「ロードレーサー」で、日本国内の地方大会に参加もしますが、プロはまあ別次元ですね。
生の走りは刺激を受けるし、自転車に馴染みがない人もイベントを楽しんでいる様子でした。
しかしながら一方で、今回はさいたまクリテリウムの開催が危ぶまれていました。興行的に儲からないからでしょう。
マンガ「弱虫ペダル」が大人気となり、日本国内の自転車競技人口が増えてきたとはいえ、まだまだ他のスポーツに比べれば人気がありません。スポーツ番組を見ても、自転車レースはほとんど扱われないですよね。
欧米などの自転車競技は、歴史があり文化があり根付いています。規模も人気も圧倒的です。
多種多様なスポーツが流行る日本で、自転車がそこまでの人気スポーツとなることはないかもしれませんが、せっかく火がつき始めた自転車ブームですから、より一層盛り上がって欲しいと思っています。
そしてそのためには、僕たち一般のアマチュアレーサーの日頃の自転車への取り組みが欠かせません。
大会に出ることも大事ですが、公道を走る時は率先してマナーを守ることが一番大事!
公道での信号無視、スピードの出しすぎ、我が物顔で走るなど言語道断です。それらは自転車のイメージを悪くさせて、結局は自分たちの首を締めることになります。
ツール・ド・フランス さいたまクリテリウムのような大会を増やして、もっともっと自転車人口を増やすためにも、僕たちの日頃の取り組み方が重要だと思います。