クロスバイクやロードバイクなどスポーツバイクに興味を持つと、いろいろな名称が出てきてわからなくなりませんか?
僕も初心者の頃はパーツ(部位)の名前がわからなくて苦労しました。
トップチューブ?クランク?ディレーラー???
ということで、今回はクロスバイク初心者に向けて「クロスバイクの各箇所(パーツ)の名称と特徴」を簡単にご説明します。
用語集的に利用して頂ければと思います。
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クロスバイクの名称と特徴
1.サドル
腰掛けてお尻を乗せる部分。
ロードバイクよりもクッション性のあるサドルが多いですが、それでも一般的な自転車よりも薄いため、クロスバイク初心者は硬さに驚くかも。
長時間のライディングでお尻が痛くなってしまう人は、形状の異なるサドルを選ぶことで改善されることが多いです。
2.ステム
ハンドルとフレームをつなぐパーツ。
この部分の長さや角度を調節して、自分の体格に合った適正な乗車ポジションにしましょう。
3.シートポスト
サドルとフレームをつなぐパイプ。
一般的な自転車に比べて、シートポストを長くしてサドルを上げて乗車するのがクロスバイクの特徴です。
クロスバイクに慣れてくると、サドルをどんどん上に上げたくなりますが、上げ過ぎると効率が悪くなるので注意しましょう。
4.トップチューブ
ヘッドチューブとシートチューブをつなぐパイプ。
クロスバイクはサドル側に向けて傾斜しているトップチューブが多く、トップチューブのまたがり具合が、自分の体に合ったクロスバイクを見つける目安となります。
[参考]クロスバイクの正しいポジションとは?(内部リンク)
5.シートクランプ
サドルとフレームをつなぎとめるパーツ。
ネジでとめて固定するタイプと、レバーで調節できるタイプがあります。
6.シートチューブ
トップチューブとダウンチューブをつなぐフレームパイプ。
クロスバイクのフレームのサイズと大きさは、シートチューブの長さで決まります。
7.ダウンチューブ
ヘッドチューブとシートチューブをつなぐフレームパイプ。
体重による加圧や漕ぐときの推進力など、クロスバイクにかかる負担が集中する部分なので、太めのパイプが使用されています。
8.フロントフォーク
フレームと前輪を固定するパイプ。
路面からの振動などの衝撃を吸収する役割を持ち、素材、形状により以下の4種類に分類されます。
(1)アルミ
軽量だが、衝撃吸収性に欠ける。
反面、カチッとしたスポーツクロスらしい走りを実現する。
(2)カーボン
軽量で、衝撃吸収性にも優れている。
(3)クロモリ
アルミ、カーボンに比べて重いが、衝撃吸収性に優れている。
(4)サスペンション
衝撃吸収性は一番。段差や未舗装路も問題なし。
但し重量は重く、クロスバイクらしい走りが犠牲となる。
安いサスペンションはあまり効果がないので注意。
9.クイックリリースレバー
ホイールとフレームをつなぐためのレバー。
このレバーを操作してフロントホイールを外したり付けたりします。
10.ハブ
ホイール中央の部分。
ここにクイックリリースを通してレバーを締めて、フレームとホイールを固定します。
11.スポーク
「10.ハブ」と「14.リム」をつなぐ細い棒。
ハブから放射線状に伸びてリムと繋がり、ホイールの強度や剛性を調節しています。
スポークの材質や本数によってホイール強度や剛性が変わります。
12.ホイール
「10.ハブ」「11.スポーク」「14.リム」から構成される車輪の骨格部分のこと。
13.シートステー
後輪とシートポストをつなぐフレームパイプ。
フロントフォーク同様、後輪にかかる衝撃を吸収する役目があるため、シートステーの材質によって、乗り心地に影響があります。
14.リム
ホイールを構成する外周のこと。
リムの幅に合わせてタイヤの幅が決まるため、タイヤ幅を調節(32c→28c)したい場合はリム幅の異なるホイールから交換となります。
15.チェーンステー
シートチューブと後輪をつなぐフレームパイプ。
給油など、チェーンの整備をしていると結構汚れるので注意が必要です。
16.リアディレーラー
後ろの車輪についている変速機。
クロスバイクは8枚から10枚までの変速機が主流です。
変速機は歯の枚数、ギア比、サイズなど、クロスバイクの走りに大きく影響する部分のため、質の良い変速機はとても高価になります。
17.フロントディレーラー
チェーンホイール側にある変速機。
リアディレーラーと合わせて「3✕8(フロント3段、リア8段)」と表現されます。
ベーシックタイプ、スピードバイクはフロントディレーラーが3枚の3段変速が多く、フラットバーロードはフロントディレーラーが2枚の2段変速が多いです。
2枚の場合をフロントダブル、3枚の場合をフロントトリプルとも言います。
[参考]走行距離で選ぶクロスバイクの選び方(内部リンク)
18.クランク
歯車とフレームをつなぐ「クランク」と、クランクとペダルをつなぐ「クランクアーム」で構成される
クランクの構成は以下の3つに分類されます。
(1)1ピースクランク
クランクと左右のクランクアームが全て一体となっているクランク
(2)2ピースクランク
右クランクアームとクランク軸が一体で左クランクアームが別
または、
クランク軸が真ん中で別れていて、左右両方のクランクアームに
半分づつクランク軸が付いているクランク
(3)3ピースクランク
右クランクアーム、クランク軸、左クランクアーム、全てが別
19.ペダル
足を踏み込み、動力を伝える部分。
基本的に、足の親指の付け根付近をペダルの真ん中に乗せて踏み込みます。