GIANT ESCAPE R 3の2015モデルが、かなりいい感じに進化を遂げています!
ESCAPE R3といえばGIANTを代表するクロスバイク。
10年前の発売当時からベストセラーバイクとなり、購入しやすい価格設定とともに、クロスバイクを親しみやすい自転車として世間に浸透させたバイクです。
発売10年目にして初のフルモデルチェンジ。
各パーツ、フレームの寸法に変わりはありませんが、中身は大きく進化していて2015年モデルの中の注目の一台になりそうです。
私もESCAPE R3 2015年モデルの価格、スペック、デザイン、カラーリングを見たとき、思わず乗ってみたくなる内容でした。
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スポーティーなデザインとカラーリング
まず目を奪われたのはデザインとカラーリングです。
- 価格:52,000円
- 重量:10.2kg
- ギアの枚数:3✕8
- タイヤの幅:28c
- 身長145cm~と小柄な女性にも対応
従来のESCAPE R3は、どちらかというとシティー寄りというイメージで街乗り専用という感じでした。
私も試乗したことがあるのですが、全体的にどっしとした質感があり、フロントフォークも重い印象で、それが走行時の安定感につながっている印象の一台でした。
2015年モデルのESCAPE R3は、見た目からしてよりスポーティーになり、スポーツバイクの要素を際立たせた一台になっています。
コンポートネント、サドル、シートポスト、グリップなども軽さを感じさせる質感とシルエットです。
GIANT ESCAPE AIRで培った「軽さ」の技術が、ESCAPE R3に上手く導入されていますね。
個人的にはカラーリングも秀逸。
これまでのESCAPE R3は、ちょっといい方は悪くなりますが、価格なりのカラーリングでそれほど目を引くカラーがありませんでした。
今回発表したカラーはどれもシンプルかつ大胆なカラーリングで、特にネオンイエローは街乗りで注目になること間違いなしです。
せっかくクロスバイクに乗るのですから、このくらいのカラーリングの自転車に乗る方が気分もいいと思います。
サイズも豊富で、対応身長145cmからと、小柄な女性でも大きさを気にすることなく気軽に乗れるのが嬉しいですね。
シマノ製コンポーネントを採用
コンポーネントがスラムからシマノに変っているのも大きな変化です。
自転車の性能は、一部をピックアップしてもあまり意味がなく、総合的なトータルバランスが取れているかだと思うのですが、それでもシマノ製コンポーネントにしたことにより、扱いやすさは向上していると思います。
スラムのプッシュ・プッシュ型の変速レバーより、クロスバイクで広く採用されているプッシュ・プル型となっているため扱いやすさは出ていると思います。
コンポーネントなどのメカ系統は、組み合わせや自転車との相性、個人の感じ方など大きく違いが出てくる部分なので、一度試乗して確かめてみたいですね。
時代に合わせた進化を遂げたESCAPE R 3 2015モデル
5万円台で、10.2kgという軽さとデザイン、コンポーネントを兼ね備えたクロスバイクは、他ブランドを見てもそうそう真似できるものではありません。
この価格帯のクロスバイクの中では、最上級のクロスバイクであることに間違いはなさそうです。さすが庶民の味方(笑)ジャイアントですね。
ESCAPE R3が発売された10年前は、まだまだクロスバイクの知名度はありませんでした。私が初めてクロスバイクを購入した7年前も、まだまだ一般的には浸透していませんでした。
そのため、ママチャリなど一般的なシティバイクに乗っていた人が、スポーツバイクの世界に一歩踏み入れやすいように、シティ車寄りに設計されたのが、前のESCAPE R3です。
あれから10年が経過し、クロスバイクが一般的に浸透するようになって、クロスバイクやロードバイクといったスポーツバイクも大分世間に馴染んできた気がします。
そんな世間の流れ、時代の流れに沿った形で、従来よりスポーティーな要素を際立たせたのが2015年モデルのESCAPE R 3ではないでしょうか。
クロスバイク初心者の導入バイクとしてはもちろん、既にクロスバイクに乗っている人でも、ぜひ乗ってみたくなる一台ではないかと思います。